All or nothingとFlexible?二つのタイプで実行するクラウドファンディング

 

クラウドファンディングは主に二つのタイプ

今回は以前お話ししたクラウドファンディングの集金方式に関してリサーチしてみました。
大まかにAll-or-NothingかFlexibleに分かれているのはご存知ですよね?
多種多様な購入型のクラウドファンディングサービスがあり、サイトによって名称は変わることはありますが、基本的にはこの二つの方式になります。
購入型クラウドファンディングサービスにおける実際のファンディングの成功例と失敗例を見ながら再確認してみましょう。

All-or-Nothingとは

All-or-Nothingとは、文字通りすべてを得るかなくしてしまうかです。
目標として設定した金額に対して、ファンディングできた金額が達せられなかった場合
出資者に金額がすべて返還されます。
こういった仕組みは、主に大きな金額を集められなければ実現のできないプロジェクトへの不安感や出資者の集まりやすさから選ばれていますが

目標金額:100,000円に対して
集計金額:98,000円しか集まらなかった場合
プロジェクトを立ち上げた側には1円も入りません。
あと2000円で達成だったのにも関わらず、、悔しい思いをしてしまいますよね。
なので、すでにプロダクトが準備できており、ファンディング金額に応じたリワードの設定が採算の取れている場合ならあまり選ぶ必要はないかもしれません。

Flexible(All-in)とは

Flexible(All-in)とは、プロジェクトに集まった金額をそのまますべてもらえるファンディング方式です。
先ほども言及しましたが、例えば
4000円のファンディングプランの内訳が
・3000円の商品
・おまけ
・送料

といった場合なら問題はありません。
しかし、もちろんながら送料は一律とは言えませんので、その場合はさらに利益率が下がります。
All-or-Nothing方式でプロジェクトを開始し、大規模なファンディングに成功し、大量生産を行うことで商品の単価を下げることができるならばリワードの金額設定は甘めにしてもよいのですがFlexible方式で行う場合はよく考えて実行したほうがよさそうです。

こちらの方式を選ぶ理由としては、すでに商品ができており、販路の一つとして考えている場合が多いようです。

向いているプロジェクト

All-or-nothingとFlexibleについて、何となくつかめてきたのではないでしょうか。
それでは、実際に見てみましょう。

【All-or-Nothing】MIMOTO WATCH

AoNF01

目標金額 $50,000
達成金額 $4,080
支援者数 19人

【Flexible】GLIGO E-ink Smartwatch

AoNF02

目標金額 $10,000
達成金額 $137,122
支援者数 1506人(残り7日)

同じスマートウォッチで比較してみました。
以前書いた、クラウドファンディングを成功させる方法の中でも言及しておりますが
MIMOTO WATCHは魅力的な動画や写真でのアピールがあまりうまくいかなかったのかもしれませんね。

しかし、それを抜きにしてもAll-or-NothingとFlexible、二つの方式のどちらを選んだから成功するといったわけではないことがわかりますね。
MIMOTO WATCHは、目標金額$50,000のうち$4,080しかファンディングできず、失敗に終わっていますが
Flexible方式のGLIGOは、もちろんプロダクトの良し悪しもありますが、
目標金額$10,000に対して1372%の$137,221がファンディングされました。

あなたはどっち?

この結果を踏まえ、ご自身がクラウドファンディングする際の指標にしていただけたら幸いです。
もう一度要点をまとめると

・すでに製品が完成している場合→Flexible方式で販路拡大
・これから量産してコスト削減したい!→All-or-Nothingで資金調達兼販路拡大

簡単に言えばこの二つですね。
もちろん、そう簡単なものではないので、戦略はしっかり練っていかなければ成功は難しいでしょう。

弊社では、海外クラウドファンディング支援事業を行っております。
実行したいプロジェクトに関して、どのようなアプローチでどこのクラウドファンディングサービスを利用するかなど、お客様と密に相談させていただき、クラウドファンディングの成功を支援します。

ご連絡お待ちしております。